日常の「地味に面倒」をなくすツール集

家電の保証期間、把握していますか? — レシートを撮って期限を記録し、切れる前にカレンダーが知らせる無料ツール

「保証されていたことを忘れて、損した物の分だけお金を無駄にしてきた。誰か製品の保証を追跡するアプリを作ってくれ(Somebody make an app that tracks product warranties so I stop losing money on stuff I forgot was covered)」——海外のアプリアイデア掲示板に、こんな投稿がありました。

心当たりのある人は多いはずです。家電量販店の延長保証に入ったのに、いつまでだったか覚えていない。イヤホンが片方聞こえなくなったけど、買ったのが11か月前か13か月前かで無償修理かどうかが変わる。そして肝心のレシートは、財布を整理したときに捨てている。

保証は「権利」なのに、期限と証明の2つを自分で管理しないと使えない。そこが地味に面倒で、結果として使われないまま切れていきます。

登録するのは購入日と保証期間だけ

保証期間トラッカーは、買った物の購入日と**保証期間(か月)**を登録すると、保証期限と残り日数を計算して一覧にするツールです。

  • カテゴリを選ぶと一般的な保証期間(家電1年・腕時計2年など)が自動で入る
  • 延長保証に入った場合は「延長保証」にか月数を足すだけ
  • 30日以内に切れる物は一覧の先頭に「まもなく終了」で表示
  • 価格を入れておくと「いま保証で守られている合計金額」が出る

レシートの写真を端末の中に保存

修理を頼むとき、メーカーや店が求めるのは「購入日の証明」です。レシート・保証書・保証シールを撮影して登録しておけば、一覧からワンタップで開けます。

写真は長辺1600pxに縮小して、ブラウザの IndexedDB に保存します。サーバーには送信しません。何を・どこで・いくらで買ったかという情報は、それ自体がかなりプライベートなものなので、外に出ない設計にしています。

「期限が近づいたら通知」は、カレンダーにやらせる

保証トラッカーに一番求められるのは「切れる前に教えてくれること」ですが、Webツールはタブを閉じると通知を出せません。アプリをインストールしてもらう手もありますが、それは「増えすぎたアプリ」問題の再生産です。

そこで、普段使っているカレンダーに予定として入れる方法をとりました。「カレンダーに入れる(.ics)」ボタンで、登録した物ごとに

  • 期限の30日前:「【保証あと30日】ドラム式洗濯機」
  • 期限の7日前:「【保証あと7日】ドラム式洗濯機」
  • 期限の当日:「【保証終了】ドラム式洗濯機」

という通知付きの予定を書き出します。Google カレンダー、iPhone/Mac のカレンダー、Outlook のどれでも読み込めます。予定の説明欄には購入日・店・保証期間・シリアル番号も入れてあるので、通知を見たその場で修理窓口に電話できます。

30日前の通知が来たら、「切れる前に不具合が無いか一通り動かしてみる」のがおすすめです。保証期間ぎりぎりで見つかる不具合は意外に多いものです。

データの扱い

  • 登録内容は localStorage、写真は IndexedDB に保存され、この端末のブラウザの中だけにあります
  • 別の端末との同期機能はありません。「バックアップ(写真込み)」で JSON を保存し、新しい端末で「復元」してください
  • 計測しているのは「登録した回数」と「書き出した件数」だけで、品名や店名は送信しません

制限事項

  • 保証期間の初期値はカテゴリごとの一般的な値です。実際の保証書に合わせて入力してください
  • ブラウザの「サイトデータの削除」を実行すると登録内容も消えます。定期的なバックアップをおすすめします
  • レシートの文字を自動で読み取る機能はありません(読み取って Excel にしたい場合は SCAN をどうぞ)

大きな家電を買った日に1分だけ使う。それだけで、1年後の「保証内だったのに」が無くなります。